枕然記

春はあけぼの 日暮らし硯に向かひて 久しくとどまりたる例なし

【子ども科学電話相談 先生名鑑】林公義先生

「子ども科学電話相談」レギュラー化記念

個性あふれる先生方を好き勝手に紹介する【先生名鑑】

 

林公義先生(水中の生物担当)

1947年神奈川生まれ。日本大学獣医学部水産学科卒業。

専門は魚類の分類や生態。

横須賀市自然・人文博物館前館長。

各種図鑑の監修を数多く手掛けている。

 

小学生の頃、クラスでメダカを飼っていた方、家で金魚を飼ったことのある方は多いのではないでしょうか。

ある意味、最もポピュラーなペットは魚だと言えるかもしれません。

ただ、犬や猫は動物病院に連れて行けても、魚は難しいですよね。

そのため、林先生の元には「こんな状態になってるんですけど病気ですか?」「エサをあまり食べないんですが大丈夫ですか」といった、飼育に関する質問がよく届きます。

実際に魚や飼育環境を見ることはできませんから、先生は子どもたちにいろいろと質問し、プロファイリングしていくんですね。

そこからついた二つ名は「お魚探偵」

毎回、名推理を連発して、子どもたちの疑問を解決していきます。

「タコおいしいよね」との発言に、アナウンサーさんからドクターストップがかかっていることをばらされてしまうなど、とてもチャーミングで親しみやすい先生なのですが、実はものすごいお方なんです。

 

皆さんは、退位が目前に迫った天皇陛下に、科学者としての一面があることをご存知でしょうか。

プライベートな時間はあるのだろうかと思うほど、陛下はお忙しい日々を過ごしてこられましたが、皇太子時代からハゼの研究を重ね、皇后陛下とともに新種の命名をされたこともありますし、書かれた論文なんと実に33本。

理系の研究職に就く夫が「忙しいは論文を書けない言い訳にならない」と言うほど、この業績は素晴らしいもの。

しかも、陛下の研究は「仕事」ではありませんし、御公務であちこちを飛び回っていらっしゃるわけで、圧倒されてため息しか出ません。

ちなみに私は、査読を担当した先生方に心境をお聞きしてみたいし、論文がrejectされたことがあるのかどうかも気になります(笑)

 

さて、そんな陛下、ご自身が大学等に赴き研究するなんてことは、もちろん簡単にはできませんよね。

そこで登場するのが、我らがお魚探偵・林先生です。

陛下の自然散策に同行したり、「御用掛」として宮内庁へ出向き、直接研究のお手伝いやアドバイスをしているのです。

そのお付き合いはなんと半世紀にもわたるそう。

そんな超一流の先生が、子どもたちからの質問に四苦八苦しながら、「へっへっへ」と楽しそうに答えてくれるなんて、本当に「子ども科学電話相談」ならではですよね。

 

「食べるとおいしいんだよね」というグルメ情報まで飛び出す、「お魚探偵」林先生の名推理、ぜひお楽しみに!