枕然記

春はあけぼの 日暮らし硯に向かひて 久しくとどまりたる例なし

【子ども科学電話相談 先生名鑑】藤田貢崇先生

「子ども科学電話相談」レギュラー化記念

個性あふれる先生方を好き勝手に紹介する【先生名鑑】

 

藤田貢崇先生(科学担当)

1970年北海道生まれ。北海道教育大学卒、同大学院博士課程前期修了後、北海道大学理学研究科博士課程後期修了。理学博士。

法政大学経済学部教授。

「柳下貢崇」というペンネームで、科学翻訳者、科学ジャーナリストとしても活動している。

 

「経済学部の教授が科学担当?」と不思議に思われる方もいるのではないでしょうか。

藤田先生の専門は科学教育や科学ジャーナリズム。

それにしたって、経済学とはあまり結びつかない気もしますが、大学では一般教養を担当していらっしゃるんだそうです。

 

科学担当というジャンル分けからもわかる通り、藤田先生の守備範囲の広さはものすごいものがあります。

ぜひ「読む子ども科学電話相談」で、藤田先生の回答一覧を確認してみていただきたいのですが、物理や気象の問題から、薬の作り方にいたるまで、藤田先生に答えられない質問はあるのだろうかと思うほど。

子どもがきちんと理解し、話についてきているかをその都度確認しながら、丁寧に解説してくださいます。

解説が丁寧なのもさることながら、話し方もとても優しく丁寧。

最初の挨拶ではいつもフルネームで声をかけ、「わかってもらえましたか?」と少し不安げに語りかけ、子どもが理解してくれるとほっとした様子で「よかった」と呟く、ちょっと母性をくすぐられてしまうような一面もお持ちです。


そんな藤田先生、実は学生さん相手に、子ども科学電話相談についての相談をしているらしいんです。

どんな質問が来るか予想してもらったり、子どもに伝わりやすい回答のアドバイスを受けているんだとか。

そのうちのひとつに「単位を使わない」というものがあったらしいのですが、すでに知ってしまっている大人には本当に難しいことですよね。

毎回、どこまでは学習済みで、どこから未学習なのかを探りながら、悪戦苦闘しつつ回答していらっしゃいます。

出演後には、学生さんからダメ出しを喰らうこともあるそうで、失礼ながらかわいいなぁと思ってしまいます。

 

藤田先生の奮闘と優しさ、子どもの発想の純粋さが最も強く感じられ、大きなお友だちが癒されたのは、おそらく質問者の中で最年少、当時3歳のまゆこちゃんからの「虹は誰が描いたんですか?」という質問でした。

そもそも「虹の原理」をわかりやすく説明すること自体が結構大変なのに、相手は3歳。

なんとかわかってもらえるよう慎重に言葉選びしていたら、ついに「雨はわかる?」と、3歳児の知識の境界に先生大混乱。

最終的には「太陽の光と雨の粒が描くんですね。まゆこさんのお年ならそのくらいに思ってくれたらいいかな」とまとめ、まゆこちゃんも「はーい」とお返事してくれて無事終了。

まゆこちゃんのかわいさも相まって、どこまでも優しい世界が広がっていました。

 

藤田先生、あまり更新されてはいないんですが、Twitterのアカウントをお持ちで、子ども科学電話相談に出たあと、補足や質問に関連した情報を紹介してくれています。

こちらが更新されるのかも気にしつつ、藤田先生の奮闘を応援しましょう。