枕然記

春はあけぼの 日暮らし硯に向かひて 久しくとどまりたる例なし

Review『大人もおどろく「夏休み子ども科学電話相談」』 (サイエンス・アイ新書)

新年度になり、まだ新たな環境や生活スタイルに慣れず、あたふたしている方も多いかもしれませんね。

一方で、特に大きな変わりもなく、日々を過ごしている人もいるでしょう。

私もどちらかと言えばそちら側で、長女の保育園の日数が増え、ピアノのレッスンが予定に加わった程度で、相変わらずの毎日を送っています。

買い物に行ったスーパーに小中学生の姿を見つけて、「あぁ、まだ学校は休みなのか」と感じる程度なのですが、おそらく娘が小学生になれば、長期休暇ほど恨めしいものはなくなるんだろうなぁと思っています。

ただ、夏休み・冬休みには、とても楽しみにしていることがありまして。

それは、私が生まれる前から、ずっと変わらないスタイルで続いているNHKの大人気ラジオ番組。

 

「夏休み(冬休み)子ども科学電話相談」

 

中学生までの子どもを対象に、各分野の専門家に電話で疑問をぶつけることができる、夢のような番組です。

時間にして約4時間、様々なジャンルから4人の先生を招き、子どもたちからの疑問・質問に答えるという、いたってシンプルな内容なのですが、大人には思いもつかないような発想の疑問、とても純粋で心洗われる質問もあり、大人が聞いてもかなり勉強になりますし、親子で楽しむことができます。

近年はそのやりとりが大きなお友達(番組では大人のことをこう言います)を魅了し、Twitterでの実況がまとめられたり、本家NHKでも「読む子ども科学電話相談」というサイトが開設されるほどになりました。

www.nhk.or.jp


そして、夏休みだけだったものが冬休みにも行われるようになり、なんとこの春からは毎週日曜にレギュラー放送されることに。

長期休暇時と異なり、放送時間約2時間、先生も2人と小規模になりますが、今まで採用されなかった質問も採用される可能性は高まりますし、先生方も本当に楽しみにしていらっしゃるようです。

www4.nhk.or.jp

 

そして、この「子ども科学電話相談」、実は書籍化もされています。


 

 

「読む子ども科学電話相談」と同じように、子どもと先生のやりとりを文字に起こしたものに加え、写真や少し詳しい解説もついたフルカラーの豪華版といったところでしょうか。

 

「冷たいものを食べるとなぜ頭がキーンとするの?」

「どうすれば魚が何歳か、わかりますか?」

「なぜフクロウは真後ろを向けるのですか?」

「ハリセンボンには本当に針が千本あるの?」

「空は、どの高さから空なのですか?」

「カガミに映ると反対になるのはどうして?」etc.

 

目次に並ぶ質問だけで、確かにどうしてだろうなぁと先生の答えを知りたくなるものばかりですし、子どもの着眼点には感心させられっぱなしです。

もし子どもにこんな疑問をぶつけられたら、皆さんならどうしますか?

私は絶対「よし、子ども科学電話相談で先生に聞こう!」って言いますね(笑)

なお、これらの気になる答えは、ぜひ本書で確認してくださいね。

 

さて、いよいよレギュラー放送が始まる「子ども科学電話相談」、初回に登場するのは、本書にも回答が掲載されている田中修先生(植物)と丸山宗利先生(昆虫)。

お二方とも非常に柔らかな語り口で、春らしく暖かい雰囲気の放送になること間違いなし。

「子ども科学電話相談」に出演される先生方は、どの先生も一人一人語りたくなる魅力の持ち主なので、本放送に登場する前に「ここが必聴!」という記事を載せたいぐらいなのです。

うーん、初回まであと4日かぁ…

で、できたら、いいな(笑)